本学科では様々な資格の取得を後押ししています。資格を持っていると就職活動にも有利になります。
教員免許
情報システム学科では以下の教員免許が取得可能です。
- 高等学校教諭1種免許状(数学)
- 高等学校教諭1種免許状(情報)
- 高等学校教諭1種免許状(工業)
- 中学校教諭1種免許状(技術)
- 中学校教諭1種免許状(数学)
教員免状を取得するための「教職課程」は1年次より講座が開講され,基礎となる科目,教科に関する科目,教員として不可欠な「教育実習」など教職に関する科目まで丁寧な指導をしています。
情報関係資格
情報関係の資格としては,主に以下の資格が取得可能です。これらの資格に関しては,「情報処理特講」という科目によって丁寧に問題や対策を指導し,多数の合格実績を出しています。学部学生(1〜4年生)の最近の合格実績は下記のようになっています。
基本情報技術者試験 | 応用情報技術者試験 | |
---|---|---|
2022年 | 7名(上期まで) | |
2021年 | 9名 | 1名 |
2020年 | 16名 | |
2019年 | 21名 | |
2018年 | 9名 | |
2017年 | 22名 | 1名 |
2016年 | 13名 | |
2015年 | 12名 | 2名 |
2014年 | 10名 | 1名 |
2013年 | 15名 |
各資格試験の内容は下記のようになっています。
- ITパスポート(経済産業省が認定する国家資格)
- 仕事に関わる問題点を把握し,利用者の側に立って解決します。そのために情報技術を活用した情報システムの構築とその支援や運用環境を整備します。
- 基本情報技術者試験(経済産業省が認定する国家資格)
- コンピュータを使って情報の整理・加工・検索などを行うことを目的としてシステムの分析・設計とプログラミングの設計・作成などの技術を検定します。合格すると,一定の水準以上の知識と能力を持ったスペシャリストとして評価され,就職に有利なばかりではなく,給与面でも優遇されます。まさに,情報化社会である現代の「花形」といえる資格です。
本学科では指定の課目を履修し終了認定試験に合格することで基本情報技術者試験の午前試験が免除されます。 - 応用情報技術者試験(旧:ソフトウェア開発)(経済産業省が認定する国家資格)
- 上記の基本情報技術者の上位資格であり,より高度なソフトウェア開発を担当する技術者を対象としています。具体的には,内部設計書・プログラム設計書を作成でき,アルゴリズムとデータ構造を熟知した上で効果的なプログラムを開発でき,一連のソフトウェアテスト手法も行える者,を対象としており,取得すれば言わば即戦力とも言えるでしょう。
- 情報処理安全確保支援士(旧:セキュリティスペシャリスト)(経済産業省が認定する国家資格)
- 情報処理安全確保支援士試験は情報処理技術者試験の中でも最も難関といわれる試験で,この合格によって国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」の資格保持者となることができます。(参考)
本学科の学生が情報処理安全確保支援士試験(旧:セキュリティスペシャリスト)に合格 - テクニカルエンジニア(経済産業省が認定する国家資格)
- 上記のソフトウェア開発技術者の上位資格です。実務経験者でも取得が容易でない資格です。
- シスコ技術者認定(エントリー認定CCENT, アソシエイト認定CCNA)
- ネットワーク技術に関する資格です。2015年度はCCENTは2名,CCNAは1名合格しました。
- 情報処理活用能力検定
- エンドユーザのコンピュータ化を推進するための専門的な情報利活用の知識と技術力を問う文部科学省認定の検定資格です。
- CG検定
- デジタルコンテンツを製作し表現する際の知識や技術・造形力を問う文部科学省認定の検定資格です。「デザイン」と「技術」の両側面から出題されます。本学はCG検定の会場にもなっており,学生課で申し込みが出来ます。
AI関係資格
- G検定
- G検定は一般社団法人 日本ディープラーニング協会が実施している検定試験であり, AI, ディープラーニングの基礎知識を有し, 適切な活用方針, ビジネス展開が行える能力や知識を検定するもので, 最近では多くのIT企業等が団体受験制度を展開するなど, 企業からの注目も非常に高い検定です。本学ではこの検定試験合格を目指す講義“人工知能入門”を2019年4月に情報システム学科から開講し, 2020年には2学部5学科の全学開講科目となりました。
2020年 G検定 1名合格(紹介記事)
電気関係資格
- 電気主任技術者(経済産業省が認定する国家資格)
- 発電所や変電所などの電気事業用施設,工場やビルなどの電気施設では,電気設備の工事,維持及び運用の保安監督に電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で定められています。維持管理の電圧の大きさによって第一種,第二種及び第三種に分かれ,電気技術者試験センターが実施する試験に合格することにより資格取得することができます。社会的に需要が高い資格です。
本学は電気主任技術者認定校です。情報システム学科電気電子専攻の学生は,在学中に所定の科目を履修し,卒業後に企業等において定められた期間の実務経験を積むことで,第三種電気主任技術者の免状を試験免除で申請することができます。
- 電気工事士(経済産業省が認定する国家資格)
- 一般住宅やビル,工場などのあらゆる電気施設の工事は電気工事士の資格を持っていないと電気工事をしてはいけないことが法令で定められています。資格には第1種(高圧工事,低圧含む)と第2種(低圧工事)があり,資格取得試験には筆記試験と技能試験があります。また,電気主任技術者として許可選任(条件によっては電気主任技術者の資格を持っていない電気工事士が主任技術者になれる)もできます。工事,設備等の現場では欠かせない資格です。
- 電気関係資格の合格実績は以下の通りです。
平成28年 | 平成29年 | |
第一種電気工事士 | 1名合格 | |
第二種電気工事士 | 4名合格(上期2/下期2) | 1名合格 |